セリアで「これは絶対ハマる」と感じた工作キットを見つけました。
その名も精密ウッドクラフト 恐竜A(ティラノサウルス)。
恐竜好きな子どもにはたまらない見た目で、しかも木製パーツを組み立てて立体のオブジェが作れるという本格仕様。工作と恐竜が好きなうちの娘にはドストライクな商品。
対象年齢は13歳以上とやや高めですが、気になったのでまずは筆者(大人)が試しに作ってみることにしました。
商品情報



商品名:精密ウッドクラフト 恐竜A(ティラノサウルス)
品番:No.41702
サイズ:縦約14cm × 横10cm × 厚さ0.2cm
販売ショップ:セリア
価格:110円(税込み)
セット内容:
・木製本体(1枚)
・紙やすり(1枚)
・マニュアル(商品パッケージ裏に図解があります。)

商品概要:
レーザー加工で細かくカットされた木製パーツを取り外して組み立てることで、立体的な恐竜オブジェが完成するキット。
ティラノサウルスの模様や目なども焼き印で表現されており、見た目の完成度も非常に高いです。
記事内の商品情報は2025年6月時点の情報です。店舗により在庫切れやお取り扱いのない場合があります。
作ってみた|精密ウッドクラフト 恐竜A
作業時には木くずがでますので、下に何か敷いた方がよいです。筆者はティッシュを敷きました。
1. パーツを取り外す
パーツには番号が割り当てられていますが、番号はパッケージの図面を見ないとわかりません。
本記事の説明の都合上、番号を使って説明をしますが、パーツは形と模様で判別できますので、あまり番号を気にしなくても大丈夫です。
ちなみに筆者がこの図面の存在に気づいたのは完成後です。

各パーツはフレームに3~4か所程度でつながっているだけです。
優しく押すだけで抜き取れます。コツは表と裏からやさしく押して少しずつ外すこと。どちらかのみで押し出すとパーツが取りづらく、無理に押し出すと商品が割れてしまうかもしれません。

牙の作りこみが細かいですね。これでも簡単にパーツを抜き取れます。

筆者のおすすめは最初にパーツを全部外してしまうことですが、パーツがバラバラになることに不安がある方は、まずはパッケージにある組み立て図①を確認し、同じようにパーツを取り外して並べてください。組み立て図②と③のパーツ数は少ないので別で分けておく程度でよいと思います。マスキングテープに番号を書いて該当パーツに貼る方法も手間はありますが有効です。尖ったパーツや1cm程の小さいパーツもあるので気を付けてください。
このあとの「3.組み立て」でも紹介しますが、こちらが組み立て図①です。「えっ?」ってなりませんか?

筆者は形で判断できると考えて、全部外してバラバラです。

※この時点でも小さな木くずが出ています。
2. ヤスリがけ
商品は木製なので、状態によっては表面や側面がささくれていたり尖っている場合があると思います。
筆者の商品は木のささくれなどがない良い状態で、側面の切り込みも滑らかでした。
なので、フレームと繋がっていた箇所のバリ(下図の赤丸部分など)のみをヤスリ掛けして時短(手抜き)します。

ヤスリ掛け後は少し白くなります。

小さい溝の中にあるバリは、紙ヤスリを小さくまげてヤスリ掛けします。

3. 組み立て
組み立て図①
恐竜本体部分のパーツを集めて、図面と同じように並べます。
中央の19,20,21番は本記事ではピンと呼びます。

最初から難関に思えますが、よく見れば大丈夫です。パーツ番号を気にせずとも形と柄がある方が左右の外側と考えれば揃えられます。

パーツの判断が難しい場合は、パッケージ裏の図面で形を確認し、どちらの面に柄があるかを落ち着いて見ましょう。焦る必要はありません。

さて、パーツは並べられましたが、図面からは組み立て順序がわかりません。中央の1番にピンを三本さしてもすぐ抜けてしまいます。
ここからは筆者が行ったおすすめの組み立て方法を紹介します。パーツ番号で解説します。
組み立て図①一番左の12番に21番ピンを差し込みます。向きに気をつけましょう。これで21番ピンがロックされます。

その後、図面左の14番から右に向かって順番にパーツを21番ピンに差し込んでいき、最後に11番のパーツでロックします。
19番ピン、20番ピンは最後に入れますが、固定されませんので次の組み立て図②に進んでも構いません。

組み立て図②

先に腕を取り付けます。胴体側の20番ピンに10番と9番の腕パーツを差し込んでロックします。差し込みが少し硬かったです。

次にお待ちかねの顔です。
19番ピンに15番と16番のパーツを差し込んでロックします。
(筆者の商品は15番が緩くて外れるので、後日ボンドで固定しようと思います。)

組み立て図③

足パーツ8番7番を取り付けて、いよいよ台座13番に固定します。足の爪は尖っているので気を付けてください。
また、足パーツは取れやすいですが、台座に固定すると取れずらくなります。ここも後日ボンドで固定しようと思います。パーツも小さいですし、気づいたら足がなくなってるかもしれません。
完成!
小さい割になかなかの存在感です。

なんと21番ピンを軸に?上体が上下に少し動きます。何かを食べているところが再現できますね。

実際に作ってみた感想
まず、パーツはすでに板に切り込みが入っているため、指で軽く押すだけで簡単に外せます。
木材特有の“ささくれ”や“バリ”はほとんどなく、付属の紙やすりで軽く整える程度で十分。細かい作業が苦手な方でも扱いやすいと感じました。
説明書は、文章とイラストがそれぞれパッケージの別面に記載されており、内容をしっかり読み解く力は必要です。実際に組み立ててみて「13歳以上」という年齢設定にも納得。小学生が挑戦する場合は、大人のサポートがあった方が安心です。
完成した恐竜は意外と存在感があり、一部パーツは外れやすいため木工用ボンドで固定するのがおすすめです。
100円とは思えない出来栄えで、インテリアにもなる完成度でした。
親子で楽しむ夏休み工作にもおすすめ
このキット、地味にすごいです。
組み立ての中にはちょっとしたコツや試行錯誤が必要な部分もあり、子どもと一緒に作ることで「考える力」「手を動かす力」も育ちそうです。
難しい部分は大人がサポートしながら一緒に取り組めば、工作好きな子どもにとっても楽しめるはず。
「ここ難しいね」「お父さんすごいじゃん!」なんて会話が生まれる時間になるかもしれません。
対象年齢は13歳以上ですが、低学年の子どもでも恐竜や工作が好きなら挑戦の価値あり。
夏休みの自由工作や週末の親子時間に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- セリアで110円で買えるとは思えないクオリティ
- パーツは簡単に外せるが、組み立てには少し工夫が必要
- 細かい作業を通じて集中力もアップ
- 夏休みの自由研究や、親子で過ごす時間にもぴったり
「子どもが一緒に遊んでくれる時間は、意外と短い」とよく言われます。
今しかできない経験を、こういった工作キットで少しでも増やしていけたらと思います。
コメント